24歳の決意 ~その①~

灰色の電話を持っている人のセレクティブ フォーカス写真

こんばんは。

今日はマッチングアプリのお話です。

 

灰色のコンクリート表面に金のライオン像

私は24歳年女です。

そして、恋愛経験がありません。

中学の卒業式に3年間片思いをしていたと告白されて、お付き合いの真似事みたいなことをしたことはありますが、やりたい事を自由にやっていたら恋人が欲しいとかそういう気持ちすら持ち合わせないまま、24歳になっていました。

 

つまり、恋愛経験がないということは、"誰からも愛されたことがないし、誰のことも愛したことがない" のと同じ意味なんじゃないかと思い、寂しさを感じました。

 

私は考えすぎてしまう性格で、特に正解がない対人関係は負担が増えるだけなので意識的に「友達」という存在を作らないようにして生きてきました。

私一人だけでもいろんなことが起こって日々大変なのに、わざわざ負担の増える友達と関わらなくても良いんじゃないかと思っていました。

そのうち、友達だけでなく、周りにいるすべての人に対して「この人は学校の人」「この人はバイト先の人」と枠組みをして、その枠組み以上の関わりは持たないようにしました。

なので、私には恋人もいないし、友達もいません。

 

そんな私が、自分以外の誰かに興味を持つこと以上に「恋人をつくりたい」と思い、マッチングアプリを始めました。

 

「泳げるようになるには水に入るところから」の言葉通り、まったく接点のないマッチングアプリとはどういうものか調べるところから始めました。

Tから始まるスワイプ系のアプリは手軽過ぎて私にはレベルが高くて、いろいろ調べるうちに有料アプリの方が真剣度が高いと知り、私は女性は無料で男性は有料の、心理学を元にした性格診断で運命よりも確実に出会える恋活アプリにしました。

何かを始めるのが最適な日が1/6だったので、その日までに顔写真や全体のスタイル写真、食事に行ったときや素敵に撮れた景色など、良い感じな写真を探したりして準備していました。

 

不思議なことに使用初日でいいねが100を超え、結果的に辞めるまでの3ヶ月弱で1000を超えました。

いろんな地域、いろんな職種、いろんな年代のたくさんの方と、いろんなやりとりができたのは本当に良かったです。

 

その中で1人だけ、キラキラした思い出として大切に抱えて生きていきたいと思う人がいて、その人について書き残しておきたいと思います。

 

私が惹かれたのは、その人の自己紹介に書かれていた「他人に期待と信用することがほぼ無いです」という言葉。

出会いを求める人が使うマッチングアプリにおいて、自己紹介欄は自分という商品の商品価値を周知する欄だと思います。

私もまったく同じ考えだけど、商品価値を下げることに繋がりかねないから、私なら書けやしません。

その潔さと素直さが良いなと思っていいねをしました。

 

無事マッチングしてやりとりを重ねるうちに、例えば人を応援するとき「もう頑張ってる人に頑張ってと言うのは酷だから、無理しないで!」と声をかけてくれたり、こういう小さな物事への捉え方や考え方がまったく同じで、短期間でこんなに深いことを話せた人は今までいませんでした。

 

雲海を見下ろす飛行機の窓

書いている今は、お別れの電話をする7時間前。

付き合っていないのに、別れたいみたいな感じなのかな。別れると言えるほどの月日や関係性もないと思うので微妙ですが。

 

昼間の水域近くの白い木製フェンス

結果的には身を引くことにしましたが、幸せでした。

本当に出会えて良かったと思います。

この人と出会えただけでアプリ始める価値あったな~と思えるくらい、すべての会話が宝物で、できることならずっと私の人生に居てほしかったです。

 

私の好きな言葉を知らないのに、ふとかけてくれたり、他の人がする事をすべてしないところが好きでした。

 

今しか出会えなかったけど、すべてのタイミングが今じゃなかったんだと思います。

人生のタイミングって本当にある。

 

相手のことを知りたかったし相手にも私のことを知ってほしかったし、不慣れな対人関係の距離感が掴めなくて押したり引いたり、大学生ならではのエネルギー過多も相まってすべての波が激しかったと思います。申し訳ないです。

 

私にかけてくれた言葉は本物だったと信じたいので、その宝物の言葉たちと、人を好きになれたというキラキラした思い出を大切にしながら生きていこうと思います。

 

 

本当に出会えて良かった~。

きっと私なら大丈夫になれるよ。大丈夫。

🌺

 

 

水槽の前に立つ女性

4/6 追記;

電話をすると、思っていたほど相手は悪く捉えていなかったので希望が持てましたが、同時に初期の頃のような気持ちはもうないんだろうなというのが痛いほど伝わってきました。

そして私自身が思っていたよりも相手を好きだということもわかって、気持ちの熱量の差が苦しかったです。

振り返ってみると、相手の気持ちが冷める言動をしたのにも自覚がありすぎて、出会った頃に戻りたいけど、今の関係性だから言ってもらえて振り返りができたけど、出会った頃に戻っても同じことを繰り返すだけになりそうで、いっそのこと出会わなきゃよかったとまで思いました。

でも損切りできるほどの致命傷がないのが1番苦しかったです。

 

その2日後の夜に電話のお願いをしていました。

ただ「大丈夫だよ」と言ってほしかったんです。この時期は気持ちがピリッとしてしまうので、聞いて安心して寝たかった。少しだけ穏やかに次の日を迎えたかったんです。

結果的にこれが致命傷になって、すっきり(?)お別れできました。

お風呂でたくさん泣いて お友達にも話を聞いてもらって、何もなかったように過ごせるようには 最低でもやりとりしていた期間以上の時間が必要だと思いますが、今は学業と自分の人生にフォーカス。

 

お友達が「おそらく相手も好きになりかけてたんだけど、相手にとっては "会える" ことが重要で、だから距離がネックでどうしようって考えてしまったんだと思う。お互い気持ちはあるけどすれ違っちゃってるもどかしさを感じた」と話してくれて、相手が私に気があったのは私だけの勘違いじゃなくて安心したし、不安や疑問を共有できて良かったです。

平気でわかりやすい嘘もつかれたし たくさん傷ついたけど、なぜか好きな気持ちだけは消えなくて、でも今はどうすることもできないというか どうにもできなくて、本当にすべてが今じゃなかったんだろうなと思います。

 

相手曰く、私は知能レベルが高いからメッセージ内で使う言葉が難しくて、よく考えてから返信したいから返信に時間が必要で、それが私的には同時にやりとりしている他の女性に気持ちが移ってしまったのではないかと不安で、「お仕事とかが忙しくて返信まで時間かかるなら(仕事が忙しくなるのは事前にわかるはずだから)前もって連絡がほしい」とか「(いつまでも返信を待ってるのは気持ちが疲れちゃうから)おやすみがほしい」とかお願いするのも、相手は束縛に感じて、私は人間関係の構築をしてこなかったし社会人と学生でいろんなことが違うし、どのくらいの距離感でどこまで踏み込んでいいかわからずに押したり引いたりめんどくささを発揮したことで、相手も「考えすぎちゃう性格だから、、」と気を遣って余計にやりとりが減ってしまった悪循環だったのかなと思います。

学生ゆえのエネルギー過多と、人生のタイミングと、私は自分に自信がなさすぎる。

 

毎年沖縄に行くっていうのに、美ら海水族館の水槽を見て、ハイビスカスを見て、毎回思い出すんだろうと思うと本当に罪な男です。

 

もしご縁があったら、また何年後か何十年後かに再会できると思うので、その時に素敵な笑顔で会えるように、今は自分の人生を精一杯生きたいと思います。